ページ

2013年11月29日金曜日

「冴えない彼女の育て方」5巻 感想


ホワ○○○ルバ○の季節だ…(挨拶)

寒すぎワロエナイ…いやマジで
電気ストーブを机の下に配置して知らぬ間に脛が低温やけどしてる季節になりましたね(これ俺だけ?)

さて、今回は発売日に購入してはいたのに、
なぜか読むの忘れていた「冴えヒロ」5巻の感想…というか思ったことを書きます



もう5巻なんですね…すげー早い気がする
ちなみに5巻のあらすじは…

「後はあたしたちに任せてラノベ新作の方に全力投球してくださいな さよなら霞ヶ丘詩羽…永遠にね」「その言い方、厄介払い感満々ね澤村さん」…ということで、ついに詩羽先輩渾身のシナリオが完成!そのお祝いとして、先輩とショッピングに出かけた俺(と後をつける二人)だったが、そこで彼女からとんでもない選択を突きつけられることになり―。しかも、元・親友にして現・宿敵の伊織から、思わぬカタチでの宣戦布告が飛び込んでくる!慌てる俺たちの前に姿を見せたのは、伊織と、そして…!?
(amazon 引用)


まぁ…表紙からもわかる通り、一言で言えば「ずっと詩羽先輩のターン!」でしたね
細かく見ると、メインヒロインたる恵のキャラが完全に立って来てたりして、
必ずしも詩羽先輩だけってわけでもないんですが、先輩メイン回には違いない

個人的なイメージとして、丸戸氏の作品が大半の人気ラノベみたいに十数巻も続くとは思えないので、
そろそろ特定ヒロイン、というか恵ルートに固定される素振りくらいあるだろうと考えてたんですが、
ここにきて詩羽メインということで、車線変更が止む気配が見えません

前巻のあとがきで丸戸氏が言っていた「読者に媚びて人気があるキャラのルートにする」発言も
まるっきり冗談とは思えなくなってきた感じがします
「今や、この作品の方向性は編集とイラスト担当と読者の政治力によるところが大きい」的なことも書いているけど、
丸戸氏が今まで手掛けてきたゲームシナリオは丸戸氏以外の人の手が多く入ってるようには思えないなぁ
実際のところ、どういう風に今までのシナリオが出来上がったのか気になります



ストーリーについてですが、
これまた丸戸氏があとがきで言っているように、2巻の繰り返し的な部分が大きいですね
すなわち、詩羽が自分の作品を通して倫也に「自分か他の女か」を選ばせる…

違いと言えば、詩羽がより意識的にシナリオを書いて選ばせてるのと、
倫也が「クリエイター」として真っ向から詩羽と対立して、二人で一つのものを作り上げたという点

自分の作品について忌憚ない意見を聞かせてくれる倫也に惹かれた詩羽としては、
作家としては思い通りにならなかったけど、倫也との関係は半歩進んだという感じですかね


対照的に、英梨々の出番がゴリゴリ削られてるんですが…
5巻では美智留に言い負け、にあしらわれ、詩羽に上から忠告され泣かされるというボロ雑巾ぶり

まぁ次は英梨々回なんだろうけどね
3巻の感想で予想した「伊織&出海 VS 倫也&英梨々」が実現して見せ場ができたしね
冬コミで頑張った英梨々が倫也にご褒美をねだり、勇気を振り絞って素直になって…みたいなね(テンプレ)


むしろ、美智留はもう絶望的だろ…
なんというか、影が圧倒的に薄すぎる…5巻の序盤にちょっと出てくるんですが、
会話の意味が全然分からなかったので前巻を軽く読み直しましたからね
一番最初の写真に4巻が写ってる理由はそれです
健康的なエロさくらいしか特徴がないと、新キャラはなかなか目立ちません




最後にまとめると、5巻は詩羽の行動原理とキャラルートが不確定であることを再確認する巻ってことかな
来るべきラストについての読者の予想をぶれさせるためのワンクッションって感じがぬぐえません
俺はどう転ぼうとラストまでは見届けるつもりなので、比較的平凡な巻だったなぁという感想です


しかし今回は「White Album 2」ネタが多くて笑ったw
詩羽の2つのシナリオが1つのゲームに収まらないって話も「WA2」の自虐なんでしょうね
アニメの方は順調だし、もっと有名になればいいな…そしてcodaアニメ化!期待が高まります


0 件のコメント:

コメントを投稿