眠らない町、羞恥の夜

最近ジョギングを始めました
早朝にできるほど早起きできないので
人々が寝静まるころを見計らって状況を開始します
つまるところ夜走ってます



運動不足が祟り、最近疲れやすくなってきている気がして
少し体を動かそうと思い立ったのが１週間前…
いきなり無理をしても長く続くまい、と考えて
初日は５分インターバル（５分走って５分歩く）を１時間やってみたのですが
翌日には筋肉痛になるという体たらくで恥ずかしい限り


しかし、筋肉痛はむしろ軽く運動をした方が早く治るという経験則から
痛みをおして走り、なんとか１週間続いています
１時間は体力的にも時間的にもキツイということで
方法をいろいろ試したところ、「１０分走り５分休む」×２ or ３セットで落ち着きました

さて、俺はジョギング中音楽とかラジオを聴くのですが

夜ジョギングということで人通りも皆無に等しいので

割と人目を憚らずノリノリで、表情に気を使わずニヤニヤしながら走ってるんです

これを朝か昼にやれば確実に警察が動き、近所の小学校が集団登下校を呼びかけます

今日はウェブラジオを録音したものを聴いてたんですわ

ちなみに聴いてたのは『矢作・佐倉のお時間ちょっとよろしいですか』（通称『ちょろい』）

これが普通に声上げて笑えるほど面白いんですよ

パーソナリティの２人はもちろん、リスナーの投稿メールがちょっと頭おかしいんです

そんな中、悲劇がおこりました

そう、あれは…いつも通り上記の『10分走行－5分歩行×２』ノルマを終え、

時計を眺めつつクールダウンのため家まで歩いていた時のこと

ちょうど聴取していた『ちょろい』の１コーナー、「確保！」が始まったのです

このコーナーは気が狂ってるリスナーの奇行を紹介するもので、

個人的に一番笑えるコーナーなんです

しかも今回はクレイジーリスナーの筆頭、「ひゃくまる」さん（女性）の特集があって

『男の先生に「ベッド行きましょうか」と言われたいがためだけに接骨院に通っている』

という投稿を聴いた瞬間についつい吹いてしまい、

『「服、脱ぎましょうか」と先生に言わせるために上着を着たまま診察を受ける』

という追加攻撃を受けてとうとう「フフッww」っと声をあげて笑ってしまったんです

いやー相変わらず「ひゃくまる」さんはぶっ飛んでんなー、とMAXニヤニヤしつつ

時計から視線を外して前を向くと、

目の前にいた女子大生らしき若い女性とがっつり目が合いました

その女性は一瞬で目をそらした後、

心なしか歩行速度を早めて俺とすれ違って行きました

………

……

…

俺には永遠にも感じた刹那の羞恥…

これからは常に前を向いて走ろう、そう決意した春の夜の出来事でした