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2013年3月4日月曜日

「Snatch」感想

先日借りた映画の消化、第二弾です
『シャーロック・ホームズ』で有名なガイ=リッチー監督
彼が2000年に撮った映画をご紹介


  • Snatch



あらすじ:
フランキー・フォーフィンガー率いる強盗団は、ラビの扮装でアントワープのダイヤ商から86カラットのダイヤモンドを盗み出すことに成功。しかしニューヨークのボスの元へそのダイヤを届ける途中、ロンドンに寄ったフランキーの知らないところでは、彼に対する密かな裏切りが進行していた。
一方、ロンドンにはボクシングのプロモーターを営んでいるターキッシュトミーの二人組がいた。彼らは『パイキー』の一人で天才的なボクシングの腕を持つミッキー・オニールと出会い、彼を賭博が絡む裏ボクシングの八百長に利用しようとする。そこに裏ボクシングの存在を知ったギャンブル中毒のフランキーが、そしてさる人物の依頼によって彼を襲撃しようとするならず者の三人組などが関わり出し、ダイヤモンドの行方は二転三転していく。(wikipedia引用)


上記の通り、多様な集団・人物の利害が絡み合い
ダイアモンドの争奪戦が繰り広げられる、というシナリオ
最初は誰が誰だかわからなくなるくらい
目まぐるしくどんどん人物が出てきます


映画はザッピング形式
つまり視点がちょくちょく入れ替わって進行していきます
それぞれのアクターの行動に皆が振り回され
状況がどんどん変化していくのがとても面白い
いろいろ起こりすぎてここじゃ説明できません
オチもなかなか秀逸で、最後まで楽しめます


表現の仕方がちょくちょく特殊で面白いですね
オープニングからしてユニークだし
ブラッド=ピッドのボクシングシーンでは
朦朧とした意識をぼやけた画面と音声のブレで表したり
宝石商のボスの移動シーンを3秒程度のコミカルな表現にして
それを繰り返し使うことで漫画みたいな演出をしたり
展開があっちこっちに飛ぶ割には
表現方法が豊富でホント見てて飽きません


不満と言えば、DVD特典の未公開シーン
そのシーンだけ見せてくれればいいのに
2時間近くある本編の動画に組み込まれてるので
すっげー見にくい!
これが唯一にして最大の不満点ですかね


しかしこの映画、文章による説明に全く向いてない…

「もう面白いからとにかく見てくれ!!」としか言いようがない


そうそう、アニメ好きの方はご存知かもしれませんが
成田良悟のライトノベル作品『BACCANO!(バッカーノ!)』
この映画の影響をモロに受けているそうで
2007年に放送されたアニメーションでは
OPの演出を完全に踏襲しています

↓ こんな感じ ↓

SnatchのOPにおける人物紹介
BACCANO!のOPにおける人物紹介

動画で見るともっと類似点がはっきりします
(以下you tubeへのリンク)

Snatchを参考にしていることは知ってたんですが
ここまで真面目に似せてるとは思ってませんでした
ポーカーのところとかそのまんまやないか!


つーことで
バッカーノを知ってる人も知らない人も
『Snatch』、見たこと無い人には全力でオススメします
ついでにバッカーノの方もオススメしときます
原作はいかんせん量が多いので
アニメーションで十分魅力が伝わると思います

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